テザリング
iPhoneやスマートフォンを外部モデム(親機)として利用し、PCやタブレットなどをインターネットに接続させることをテザリングという。この方法を利用すれば、wifiの設備がないところでもインターネットが可能となる。
テザリングの利用料金
ドコモの場合、テザリングは特別な契約は必要ない。定額料金内で利用可能である。(下記の注意事項を参照のこと)外部機器をネットに繋ぐことになるので、通信料は定額であることが望ましい。ソフトバンクとauは、契約内容によっては月額料金が必要である。
テザリングの申し込みの有無
ドコモ
申し込みの必要はなく、即利用できる。パケットは定額を推奨している。
ソフトバンク
スマ放題 データ定額パックなら、申し込みの必要がなく無料である。
「パケットし放題フラット for 4G LTE/4G」、iPad 専用の「ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE」、タブレット専用の「ベーシックデータ定額プラン for 4G 」の場合は、「テザリング オプション」の申し込みが必要で、月額500円かかる。しかし加入から2年間は無料である。
au
「テザリング オプション」の申し込みが必要。
「LTEフラット」の契約の場合、申し込み翌月からの利用開始となる。データ定額の契約の場合は無料だが、「LTEフラット」の契約の場合は、オプション利用料金が月額500円かかり、通信量が500MBプラスされる。
テザリングの注意事項
- セキュリティをopenにできる機種もあるが、誰でも使用できる状態となるため、WPA/WPA2での使用を推奨する。
- パスワードを設定するが、パスワードは他人に知られないように注意する。
- テザリングを利用するとパケット料金が高額になる場合があるのでパケットは定額であること。
- テザリングを使わない場合はOFFにすることが望ましい。
- 通信量が増えるので、通信制限に注意する。
- ドコモ、ソフトバンクは通話中もテザリング利用可能だが、auはテザリング利用中に着信があると、通話が優先され、通話終了後に自動的にデータ通信が再開される。
テザリングの利用方法
機種によって利用できない方法もあるが、デザリングは以下の3つの方法がある。それぞれの特色があるので、使い方によって選択する。
Wi-Fiテザリング
Wi-Fiテザリンクの利点は、多くの機種に対応していることと、複数の機器に同時に接続できることである。
Bluetoothテザリング
接続が簡単にでき、電池のもちが良い。
USBテザリング
高速なデータ通信が可能であり、長時間のデータ通信に向いている。
テザリングの利用方法(設定)
iPhoneの設定
- 「設定」を開き、「インターネット共有」を選択
- インターネット共有」をオンにする
- テザリングの方法を選択する
- パスワードを確認する
- テザリングしている場合は「インターネット共有中」と表示される
スマートフォン、Xperiaの設定
- 「設定」を開き、「その他」を選択
XperiaZ4の場合は、アプリケーション一覧から「ツール」を選択 - 「テザリング」を選択
- Wi-FiかUSBかBluetoothかテザリングの方法を選択
- 注意事項を読む
- パスワードを確認する
テザリング利用できる機種
スマートフォン |
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2011年発売のXperiaTM arc SO-01C以降のエクスペディアで対応。2013年以降のGALAXYやAQUOS PHONEで対応している。 |
iPhone |
iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5 |
iPad |
9.7インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad Air 2、iPad Air、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini、iPad Retinaディスプレイモデル |
タブレット |
2011年以降、多くの機種でテザリング可能 |
海外でのテザリング利用について
ドコモ
海外でもテザリング利用できるが、海外パケ・ホーダイの契約を推奨している。
ソフトバンク
海外パケットし放題でテザリング利用可能
au
海外ダブル定額でテザリングを利用可能。しかしCDMAローミング中はテザリングを利用できないので、海外ローミング利用時にテザリングを有効にする場合はCDMAローミングをオフにすること。