キャッシュは何故必要なのか?
キャッシュとは一度見たウェブサイトのデータを一時的にPCやスマートフォンに保存しておく仕組みです。一度見たデータを保存しておくことで、次に訪れた時に速く表示できます。
ウェブサイトが見られる仕組みとキャッシュ
ウェブサイト(URL)にアクセスすると、そこからPCやスマートフォンのブラウザに画像や動画、テキストなどのデータがダウンロードされます。それによってウェブサイトを閲覧できます。
データのダウンロードには多少時間がかかります。これを速くする仕組みがキャッシュです。
キャッシュを削除しても構わないのか?
キャッシュは一時的に保存されたデータです。削除しても構いません。
キャッシュを削除する理由
ウェブサイトが新しく更新されたのに、キャッシュの古いデータが残ってしまって新しいページが表示されない場合、ウェブサイトの表示が崩れている場合、古い画像が表示される場合などにキャッシュを削除してみます。
キャッシュの保存場所
様々なキャッシュ・一時ファイル
速く表示させるために、PC内にはいくつかのキャッシュが保存されています。
ブラウザのキャッシュ | ウェブサイトを速く表示させるためのキャッシュ |
サムネイルのキャッシュ | エクスプローラーのサムネイルを速く表示させるためのキャッシュ |
アプリの一時ファイル | アプリケーションのダウンロードで作られた一時ファイル |
Windows Update | Windows Updateでダウンロードされた一時ファイル |
復元ポイント | 復元ポイントのキャッシュ |
サムネイルキャッシュ
- C:/Users/ユーザー/ユーザー名/AppData/Local/Microsoft/Windows/Explorer/
サムネイルキャッシュは定期的に自動で削除されます。(参考→Windows10のサムネイルキャッシュの自動削除)
一時ファイルのフォルダ「Temp」と一時ファイルの場所
Tempファイルは、Windowsやアプリケーションを利用すると作られる一時ファイルで、アプリケーションを終了するとTempファイルは削除されます。
- C:/Users/ユーザー/ユーザー名/AppData/Local/Temp
システムの一時ファイル
- C:/WINDOWS/Temp
ダウンロードされたファイル
- C:/WINDOWS/Downloaded Program Files
インターネット一時ファイル
- C:/Users/ユーザー/ユーザー名/AppData/Local/Microsoft/Windows/iNetCache/IE
クリーンアップ画面で一時ファイルを確認する
- エクスプローラーで「Local Disc (C)」を右クリック
- プロパティをクリック
- ディスクのクリーンアップをクリック
- 一時ファイルを選択
- ファイルの表示をクリック
ダウンロードプログラムファイルとインターネット一時ファイル
ダウンロードプログラムファイル
自動的にダウンロードされるActiveXコントロール、Javaアプレットが「Downloaded Program Files」に一時的に保存されています。
- C:/WINDOWS/Downloaded Program Files
インターネット一時ファイル
ウェブページのキャッシュが保存されています。
- C:/Users/ユーザー/ユーザー名/AppData/Local/Microsoft/Windows/iNetCache/IE
記憶域(ストレージ)で一時ファイルを確認する
- 設定アプリをクリック
- システム→記憶域をクリック
- 一時ファイルをクリック
設定→システム→記憶域
一時ファイルの種類と使用済み容量がわかる
Googleのキャッシュ
Google では、現在のページが表示されなくなった場合のバックアップとして各ページのスナップショットを作成します。
Google ヘルプ
ウェブサイトが表示されない場合は、Googleのキャッシュを利用して表示させることができます。
Googleのキャッシュを表示させる手順
- Googleで検索する
- 検索結果のウェブサイトのURLの横の▼をドロップダウンする
- キャッシュをクリックする
ウェブサイトのURL横の▼をドロップダウン