3D化が進む映画、ゲーム
映画やゲームでは3Dが進んでいます。
3Dで酔うなんて「まさか」と思っていましたが、3D酔いする人は意外と多いようです。私の知人も一人称の3Dのゲームはまったくできないと話します。
3D酔いするゲームの1つ「Grand Theft Auto」
症状
頭重感、あくび、生唾、吐き気、顔面蒼白、手足の冷感、ふらふら感、冷汗、嘔吐などです。
小児期は酔うというよりも、頭痛やバランスの障害が強く出ます。思春期を超えるころからバランスの障害が弱くなる代わりに、酔いの程度が強くなります。
何故、3D酔いは起こるのか?
没頭している仮想世界が運動の錯覚を起こします。プレイヤーはスクリーン上で歩いたり走ったり、車を運転していたりしますが、眼から入る情報と内耳の平衡感覚との間にズレが生じて脳が混乱することによって、吐気などの症状が現れるとされています。
The most commonly accepted theory for what happens when people feel sick during computer games is that the virtual world they’re immersed in provides the illusion of motion – whether your on-screen avatar is walking, running or driving a vehicle – but the player’s inner ear doesn’t detect any such motion.
また、アメリカ軍研究所のフライトシュミレーションでもパイロットが乗り物酔いの兆候を示していると報告されているそうです。(1995年 テクニカル・レポート1027-仮想環境のシミュレータ症より)
3D酔いの予防
- 暗い部屋だとスクリーンに集中してしまうので、部屋を明るくして集中し過ぎない環境を作る
- 時々遠くを見る
- 寝不足など体調が悪い時は避ける
- 飴やガムを食べる
- 酔い止めを飲む
3D酔いは慣れることもあるらしいので予防しながら続けることもできますが、やはり1人称のゲームは避けた方が良いと思います。
もし、少しでも3D酔いの症状が出た場合
- すぐにスクリーンを見ることを止める
- ベルトなどをゆるめ、リラックスする
- 遠くを見たり、気分転換をする
- 氷を口に入れる
氷は副交感神経の働きを抑え、神経のバランスを整えるそうです。この「氷を口に入れる」方法は、様々なTV番組で紹介されています。